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建通新聞社(岡山)
2020/02/10

【岡山】倉敷市 雨水総合管理計画案を策定

 倉敷市は、雨水総合管理計画案を策定した。10日〜3月10日にパブリックコメントを実施し、庁内調整を経て成案とする。
 近年増大する降雨災害に対し、既存の下水道施設・農業用施設・河川管理施設などを最大限活用した効率的な浸水対策を実施するのが目的。浸水対策を実施する区域や目標とする整備水準、施設整備の方針などの基本的な事項を定めている。
 同計画案によると、市全域を509排水区に分け、そのうち浸水リスクの高い389排水分区を下水道計画区域(雨水)とした。ハード面の浸水対策については選択と集中の観点から、当面・中期・長期・超長期の段階的な整備目標を設定。当面の整備段階については、2029年度までの第1期と、39年度までの第2期に分けて計画を策定する。当面対策の目標は過去の浸水実績箇所の床上浸水を解消するものとし、39排水分区を選定。その上で対策優先度から、重点対策地区が1排水分区、整備優先地区が9排水分区、一般地区が29排水分区に分類した。
 同市は20年度に全排水分区を対象に、都市計画決定や事業認可、事業計画の策定などの法的手続きに着手。21年度から具体的な事業化に向けて設計などを行う。

「提供:建通新聞社」