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建通新聞社(静岡)
2020/02/12

【静岡】静岡県静岡市 海洋ミュージアムの公募時期変更

 静岡市は、海洋文化施設整備事業で建設する(仮称)海洋・地球総合ミュージアムについて、全体スケジュールを見直す。事業者公募は2月下旬から9月に変更、設計・建設・開業準備は2021年3月から24年2月、供用開始は3月となる。
 民間事業者からのサウンディングにより、全体スケジュールを見直す。変更前は、19年11月から20年1月に事業者公募、設計・建設・開業準備は8月〜23年3月、4月の供用開始予定だった。
 また、需要変動による官民リスク分担を導入する。これは、事業者提案時の入館料収入と実際の入館料収入に乖離(かいり)があった場合、一定の割合で市と事業者でリスクを分担する仕組みを導入するもの。リスク分担の範囲、分担率等は、2月下旬に公表予定の入札説明書に明記する。
 スケジュール見直し、需要変動による官民リスク分担の導入は、市議会2月定例会に債務負担行為の変更として計上。期間20〜37年度、限度額169億6000万円の債務負担行為を9月補正予算で設定したが、2月補正予算案に限度額166億2200万円への変更も計上している。
 (仮称)海洋・地球総合ミュージアムの設計、建設、維持管理と運営を民間資金活用による社会資本整備(PFI)事業で一体的に実施する。駿河湾をテーマとした海洋・地球を総合的に理解するための、水族館と博物館のハイブリッド展示となる。
 基本計画段階での施設規模は、ピロティなど津波対策を想定し、2層延べ9500平方b程度。
 建設地は清水区日の出町32他。
 地質調査は、ジーベック(静岡市葵区)が担当した。
 「国際海洋文化都市・清水」の実現を目指すため、国際客船の玄関口・日の出ふ頭周辺に建設。新たに生まれる集客・交流ゾーンの核となる拠点施設と位置付けている。



提供:建通新聞社
(2020/2/12)

建通新聞社 静岡支社