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北陸工業新聞社
2020/02/13

【新潟】県央基幹病院、設計変更へ/地元市町村に400床程度を提示/花角知事 

 23年度中の開院を目指す、県央基幹病院整備について、花角英世新潟県知事は12日の会見で「病床規模を見直し設計を変更する。現在、400床程度の規模で地元市町村と調整している」との認識を示した。
 県央基幹病院をめぐっては、3年前に策定された整備基本計画を現状と比べ、人口減少や平均在院日数の短縮などで医療需要の減少、医師の働き方改革といった制度改革の影響等で医療環境が変化。これを踏まえ、19年12月28日に開かれた「県地域医療構想調整会議」(座長・鈴木榮一新潟大学教授、地域医療構想アドバイザー)の最終会合では、現行450床から400床程度が適当とする方針が示されていた。
 当初計画では、建設規模はSRC造一部S造(免震構造)9階塔屋1階建て延べ約3万4000平方メートル(建築面積約8000平方メートル)。病床数は450床とし、一般446床(うち救命救急センター20床)、感染症が4床。施工地は高速道路沿いの三条市上須頃地内(敷地面積4万2503平方メートル)。設計は佐藤総合計画・基設計JVが担当。総額220億8348万2000円の継続費を設定している。
 花角知事は「地元の合意が得られれば、スケジュールが遅れることなく早期に着工したい。救急医療を受け止めてくれるところを求めており、その期待に応えたい」との考えを強調した。

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