トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2020/02/14

【徳島】徳島県警が警察施設長寿命化計画案まとめる

 徳島県警察本部は、「県警察施設長寿命化計画」(案)をまとめた。警察施設や交通安全施設(信号柱)について、警察施設は、対症療法型の維持管理から予防保全型への転換、信号柱は予防保全型保守管理の徹底による維持管理をそれぞれ図ることにより、ライフサイクルコストを縮減し、約4割のコスト削減を見込む。3月9日までパブリックコメントの手続きを進めており、所定の手続きを経て早期の策定を目指していく。
 県の「公共施設等総合管理計画」(2015年3月)の策定を受けて30年先の「個別施設計画(長寿命化計画)」を策定するもの。県内の警察施設について、地域の安全・安心を確保する防犯・防災拠点として、継続的に運用できるよう、大規模修繕・長寿命化工事等の中長期的な整備を計画的に行い、行政コストの縮減・平準化を図る。また、策定に当たっては、警察署再編整備等総合計画(16年度末策定)や現在策定中の徳島県警察・地域警察再編計画を反映させている。
 対象施設は、公共建築物類型群(ハコモノ)に含まれる警察本部庁舎、警察署、宿舎、交番・駐在所(全172施設)と、土木等施設類型群(インフラ)に含まれる信号柱(全5035施設)。172施設の内訳は、警察本部庁舎10施設(延べ3万0095平方b)、警察署15施設(延べ3万9481平方b)、宿舎27施設(延べ2万4327平方b)、交番・駐在所120施設(延べ1万3287平方b)。
 整備方針について、警察施設の長寿命化計画では、対症療法型の管理から予防保全型の財産管理への転換と長寿命化計画(施設の修繕・改築)の実施により、目標使用年数を現行の「40年」から「65年」に設定する。
 一方、交通安全施設(信号柱)の長寿命化計画については、計画的な予防保全型保守管理の徹底と延命化措置(定期的な診断・点検・補修)の実施により、更新基準を現行の「40年」から「50年」に設定することにしている。

提供:建通新聞社