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建通新聞社(中部)
2020/02/21

【愛知】愛知県 議会案件で西三河南部特支建設発注

 愛知県建設局は、西三河南部地区新設特別支援学校(仮称)の建設に当たり、2020年度当初予算案に工事費など9億6900万円(別に債務負担58億4520万円=20〜21年度)を配分した。建築本体工事は議会対象案件として20年度中に発注し、22年4月の開校を目指す。
 特別支援学校は、西尾市須脇町高川原86などの敷地2万6058平方bに建設する計画。校舎・体育館・プール付属棟など鉄骨造2階建て延べ8118平方bの規模を想定する。この他、屋外便所、体育器具庫、屋外プール、グラウンド、駐車場なども整備する。現在、安井建築設計事務所名古屋事務所(名古屋市東区)で実施設計を作成中だ。
 基本設計によると、南側に普通教室、北側に特別教室を配置し、建物中央部に自立活動諸室を設ける。
 また、バリアフリー化の徹底、ユニットごとのテーマカラーの設定など誰にでも認識できるデザイン計画とし、多様な児童・生徒に配慮する。
 敷地は西尾市が民有地を買い上げ、市で造成工事を発注(工事費は県負担)。まるひ・西尾・高杉JV施工の下、現在、約6割の整備進捗を見せており、9月末の工期で工事を進める。
 今回の特別支援学校の新設整備は、知的障害対応の安城特別支援学校の生徒増加による教室不足と、肢体不自由に対応する岡崎特別支援学校の長時間通学の緩和が目的。定員は知的障害が小学部15クラス、中学部11クラス、高等部14クラスの計40クラス・201人。肢体不自由が小学部15クラス、中学部8クラス、高等部6クラスの計25クラス・69人。県で初めての知的障害と肢体不自由の併設校となる。

提供:建通新聞社