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滋賀産業新聞
2020/02/25

【滋賀】長浜市の2020年度当初予算案

 長浜市は21日、一般会計537億円、特別会計(6会計)256億4300万円、企業会計(3会計)301億9715万5千円から成る総額1095億4015万5千円の20年度(令和2年度)の当初予算案を発表した。
 一般会計の対前年度比は2・3%(12億円)の増。特別会計と企業会計をあわせた総額でも1・8%増となった。ながはま文化福祉プラザや長浜伊香ツインアリーナ(北部地域総合体育館)、元浜町13番街区、長浜ビジネスサポートセンター等の大型建築事業が終了したため投資的経費は46・8%減。
 合併により実施してきた様々な事業の総括の時期を迎え、今後は財政計画の基調に基づき適切に財政規模を縮小させることが必要とし、持続可能な財政運営を堅持して将来の投資に振り向ける果実を生み出す行政運営を進めていく。
 また、公共施設の改修や解体、地域医療の対応等の喫緊の課題については、19年度3月補正予算へ前倒して編成するとともに、国の大型補正予算への対応を図り、20年度当初予算と一体的な編成を行った。
 主なものは、長浜伊香ツインアリーナ第2期整備事業費に4億5000万円を計上(債務負担行為)、21年10月の完成を目指して駐車場や芝生広場、グラウンド・トイレ等の整備に取り組む。
 また、橋梁長寿命化事業費には、21年度までの債務負担行為を含めて3億9900万円を計上し、今年3月に策定の「長浜市橋梁長寿命化修繕計画」に基づき、湖北町の寿橋や三条橋の補修工事とともに、中島橋他6橋の補修に向けた詳細設計や市内246橋の橋梁点検業務を進めていく。
 さらに、豊公園再整備事業費には8700万円を計上、実施設計に基づいて整備を進めている豊公園について、長浜駅西口交差点から長浜城歴史博物館までの園路再整備等を行い、中心市街地に位置する豊公園の魅力を高めて市民や観光客等の公園利用者の増加を図り、新たな賑わい創出を目指す。
 一方、近年の予測を超えた豪雨被害等への対応を図る農業用水利施設の防災減災事業費には6100万円を計上、防災重点ため池のハザードマップを作成するとともに、老朽化により一部損壊被害のあった益田川地区の排水路改修や下流域の氾濫被害防止を図る大井川地区のバイパス水路整備などを実施し、防災減災機能の強化を図り市民生活の安全性を高めていく。

提供:滋賀産業新聞