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建通新聞社(中部)
2020/02/21

【岐阜】美濃加茂市の当初予算案 古井保育園設計など

 美濃加茂市は、2020年度当初予算案を公表した。美濃加茂市の予算案規模(2020年度)一般会計は前年度当初比14・9%増の230億8000万円となり過去最大となった。特別会計は同比0・9%増の97億1621万円、企業会計は同比4・2%増の68億6824万円、総額は同比9・3%増となる396億6446万円となった。建設関連では、古井保育園整備に伴う設計や用地取得費として3億4314万円を充てる。
 普通建設事業費は文化会館改修の他、新保育園用地取得や防災行政無線のデジタル化などの事業費が大幅に増加したため、同比176・2%増の38億9809万円となった。また災害復旧費は前年度と同額の133万円となっている。
 建設関連の主な事業では、老朽化などの問題を解決するため、建設中の中部国際医療センター付属施設の一区画を所有し、保健センターとして活用する。21年度末までに完成させ、20年度は4億8460万円を付ける。また22年4月の開園を目指す古井保育園の整備に向けた予算として3億4314万円を付け、設計や用地取得を実施する。
 この他の大型事業としては、前年度から実施している文化会館の耐震補強やホール天井改修、エレベーター工事に8億7207万円を充てる他、防災行政無線のデジタル化に8億8931万円を盛り込む。
 観光施設整備では、太田宿中山道会館など中山道の観光資源整備に2542万円、観光案内所などの整備に520万円を付ける。
 この他の公共施設の整備事業としては、小学校施設の営繕工事に1億1968万円、伊深交流センターの整備に2501万円、都市公園整備に1億0824万円、前平・東総合運動場の整備に8874万円、第6分団2班消防団詰所兼車庫建て替え工事設計など消防施設整備に5300万円を盛り込む。
 土木事業では、一般道路改修に2億3890万円、かわまちづくり整備に2954万円、里山整備に5357万円を充てる。
 また防犯灯や防犯カメラの設置に2775万円、新産業集積地区整備に299万円、美濃太田駅周辺市街地再開発に1672万円を充てる。
 企業会計は、水道事業会計で同比6・6%増の24億8365万円、下水道事業会計で雨水ポンプ場の自家発電施設更新など同比2・9%増の43億8458万円となっている。
 この他、庁舎建設基金に1億円を新たに積み立てる。

提供:建通新聞社