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日刊建設タイムズ社
2020/02/25

【千葉】送水管のルート詳細選定/南房総広域水道企業団予算/ろ過池設備等に債務設定/資本的支出は16・4億円

 南房総広域水道企業団(夷隅郡大多喜町小谷松500、企業長・大田洋いすみ市長)の2020年度予算は、収益的支出が対前年度当初比0・3%増の39億9746万8000円、資本的支出が同16・5%減の16億4296万2000円となった。主要事業では、送水管ルート詳細選定業務委託に限度額1億8225万9000円(20〜22年度)、水質計装設備及び検水設備更新工事に4億1375万4000円(同)、ろ過池電気計装設備更新工事に3億5600万4000円(同)の債務負担行為を設定した。
 送水管ルート詳細選定業務は、管路の将来的な布設替えに向けたルート選定を実施する。本年度、基本的なルート選定を実施しており、20年度から3か年で具体的なルートを固めていく。20年度に埋設管の状況を調査し、21年度にはルート部分の埋設管状況確認やルートの比較検討、口径、工法、推理計算、数量、概算事業費の算出などを行い、最終の22年度に各市町の計画を調査し、最終的なルートを決定する。
 同企業団の送水管の総延長は171q。内訳は夷隅系45q、安房系126q。口径は、夷隅系が本管φ350〜600o、支管φ200〜350o、安房系が本管φ600〜1000o、支管φ150〜600o。本年度の送水管基本ルート選定業務は日水コンが担当している。
 同企業団の20年度の業務予定量は年間総給水量1179万1152立方メートル、1日平均給水量3万2305立方メートルなど。
 20年度の主要事業は次の通り。
 【修繕費】
 ▽浄水施設(2億8283万3000円)=薬品注入設備薬品注入機等点検整備工事、送水ポンプ設備夷隅系2号送水ポンプ等点検整備工事、管理本館外壁補修工事、ろ過池ろ層設備更生工事、電気計装設備点検整備工事、浄水池内面塗装工事(その2)、ろ過池内面塗装工事、配電設備点検整備工事、1系2号沈澱池汚泥掻寄機点検整備工事等
 ▽送水施設(1億721万円)=鋸南系加圧ポンプ設備点検整備工事、水管橋塗装工事、大型仕切弁保守点検修理工事、フェンス補修工事、場外電気計装設備点検整備、空気弁室及び空気弁点検補修工事等
 ▽その他(205万円)=庁舎設備修理等
 【委託料】
 ▽浄水施設(2億3145万4000円)=浄水場運転管理業務委託、浄水発生土処理運搬業務委託、浄水発生土撤去業務委託、アルカリ及び酸廃液処分業務委託、ろ過池制水扉修繕に伴う調査業務委託、水質検査業務委託、エアチャンバ調査業務委託、送水ポンプ棟集合管修繕工事に伴う基本設計業務委託、天日乾燥床重機走行路設計業務委託、沈澱池流入渠清掃業務委託、イオンクロマトグラフーポストカラムシステム(シアン用)等点検整備業務委託等
 ▽送水施設(2028万4000円)=水道施設用地除草委託等
 ▽その他(757万3000円)=事務補助業務委託等
 【施設更新等】
 ▽建設調査費(3180万円)=送水管ルート詳細選定業務委託等
 ▽水源分担金(3億5885万4000円)=房総導水路施設緊急改築事業
 ▽改良施設費(1億9597万7000円)=電気計装設備点検整備工事等
 ▽固定資産取得費(5156万8000円=水質試験機器の購入等k_times_comをフォローしましょう
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