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北陸工業新聞社
2020/02/26

【石川】22年度末までに暫定供用/金沢外環海側幹線4期区間/県議会定例会/谷本知事が提案説明で 

 2020(令和2)年第1回石川県議会定例会は25日開会し、谷本正憲知事が提出議案の大要などを説明した。
 谷本知事は広域道路ネットワークの整備で、金沢外環状道路海側幹線4期区間の金沢市大河端町から福久町間について、浅野川に架かる橋りょうや国道8号と接続する区間の工事が順調に進捗しており、「(22(令和4)年度末までの)新幹線県内全線開業までの山側2車線での暫定供用を目指す」と述べた。
 のと里山海道の4車線化に関しては「志賀町上棚地内から南側へ延伸させ、のと里山海道で最長となるゆずりレーンは4月に供用を始める」とし、内灘町白帆台ニュータウン付近で整備を進めてきた新たなインターチェンジ(IC)は同町の意向を踏まえ、「名称を内灘白帆台ICとして、今年秋に供用開始する」と明かした。
 木場潟公園の東園地にも触れ、小松製作所との協定に基づき、「新たな里山再生のモデル」として、新幹線県内全線開業までの第1期整備区域の供用を目指して整備を進めていくとした上で、来年度は園地の造成を本格化させ、里山学習などの活動拠点「里山交流ハウス(仮称)」や、年間を通して野菜の収穫体験が楽しめる「農業体験ハウス(仮称)」、未利用間伐材を活用した資源の循環を学習できる「里山資源再生ハウス(仮称)」の実施設計にも着手する。
 金沢城復元の総仕上げともいえる二の丸御殿の整備では、「「表向」の復元を目指して、まずは来年度から、復元整備に向けた基本方針の策定に取りかかるとともに、江戸後期の御殿の遺構を確認するための埋蔵文化財調査も進める」と説明した。また、今年度から策定作業に着手した『金沢城跡保存活用計画』については、二の丸御殿の復元整備を盛り込んだ計画として、今年秋にとりまとめる意向を示した。
 現在地で外来診療などを続けながら、順次建て替えを行う県立高松病院の管理診療棟は今年秋、外来部門の機能強化を図る第2期工事に取り掛かる。治安対策の強化に向け、老朽化が著しい七尾警察署は来年秋の供用開始を目指して建設工事に着手し、松任交番(仮称)も新設すると語った。

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