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鹿児島建設新聞
2020/02/27

【鹿児島】県、本港区エリア事業予定者/年内にも決定へ

 県が進める鹿児島港本港区エリアまちづくりについて26日、県議会の代表質問で三反園訓県知事は「3月中に公募を開始し、9月末ごろまでの6カ月間程度で最優秀提案者を選定し、2020年内に事業予定者を決定する」と明らかにした。また、前田洋一本港区まちづくり総括監は公募要項素案に対する民間との対話は「県内外10者と行った」と答えた。日高滋議員(自民党、西之表市・熊毛郡区)の質問に答弁した。 
 これまでの協議内容は、鹿児島市からの路面電車観光路線の検討状況を考慮し、中心市街地関係者からの地元の産業・経済への貢献、周辺との融和性・回遊性を評価項目とするなどを公募要項案に反映した。 
 民間との意見聴取は、素案に対して1月17日まで実施。主な質問は、ウオーターフロントパークの緑地の扱いや県営駐車場活用、ホテルや集客施設に求められる条件−など。 
 事業者の選定等を行う外部有識者等で構成する評価委員会からは、中心市街地との回遊性等を重視するほか、景観への配慮やホテル等の評価の考え方を協議し、結果を公募要項案に付け加えた。 
 今後は、第1回定例会で公募要項案を議論して3月中に募集を開始。6カ月の期間を設定して、公募要項に関する説明会や民間事業者との対話を予定しており、提案締め切り後に評価委員会で最優秀提案者を選定する。 

■北薩横断道路 
溝辺道路の事業化要望 
 北薩横断道路の未事業化区間のうち、鹿児島空港へのアクセスを強化するため、鹿児島空港〜野坂IC間の約14kmを「溝辺道路」として20年度の新規事業化の採択を国に要望していると、日高議員の質問に三反園知事が答弁した。 
■新体育館基本構想
土地協議等が整えば執行 
 新総合体育館整備に向け、当初予算案に基本構想策定費936万円を計上。古薗宏明企画部長は執行のタイミングを「県庁東側では隣地所有者との土地譲渡に向けた協議が整うことに加え、県議会での論議を踏まえて県民の理解を得る必要がある」と藤ア剛議員(自民党、鹿児島市・郡区)の質問で明らかにした。その上で、「施設の規模や構成を含め、整備予定地、おおまかな整備スケジュールで構成したい」と付け加えた。

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