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滋賀産業新聞
2020/03/02

【滋賀】愛荘町の2020年度当初予算案

 愛荘町は、5日開会する町議会3月定例会に、一般会計95億8000万円、特別会計(4会計)34億5869万6千円、企業会計(1会計)19億3297万2千円からなる総額149億7166万8千円の20年度(令和2年度)当初予算案を上程する。会期は23日まで。
 一般会計の対前年度当初比は、7・1%(6億3600万円)の増。愛知中学校大規模増改築事業、防災行政情報システム整備工事などにより、普通建設事業費は63%(3億9318万3千円)増の10億1761万2千円となっている。
 企業会計(下水道事業)は、1・6%(2997万9千円)の増。一般・特別・企業を合わせた総額は4・8%(6億9028万4千円)の増。
 町は予算の編成にあたっては、「20年度は『第2次総合計画』の2年目。計画に掲げるめざすまちの姿『愛着と誇り。人とまちが共に輝く、みらい創生のまち』の実現に向け、重点戦略である『ひとづくり』『しごとづくり』『まちづくり』プロジェクトの実施に必要な施策に重点的に予算を配分した」としている。
 具体的には、駅・観光交流拠点などを結ぶ地域を中心エリアとして位置づけ、まちなかの賑わい創出に向けた施策を推進するほか、地域の活力向上や生活利便性の向上のため、道路整備事業の推進及び土地改良施設大規模改修計画策定などに取り組む。
 歳出の目的別前年度比較では、【教育費】が愛知中学校大規模増改築事業の増等により総額で1億5783万9千円(12・9%)増の12億1918万6千円、【消防費】が防災行政情報システム整備工事の増等により総額で3億6050万5千円(81・3%)増の8億0387万6千円、【農林水産業費】が土地改良施設整備事業や土地改良施設大規模改修計画策定委託業務の増等により総額で4235万4千円(26・7%)増の2億0125万2千円となり、一方、【土木費】は町道愛知川粟田線道路改良事業(移転補償等)の増はあるものの、歌詰橋耐震補強工事の負担金の減等により総額で3002万8千円(2・5%)減の11億7355万4千円となっている。

提供:滋賀産業新聞