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建設経済新聞社
2020/03/03

【京都】京都西陣会が西陣工房を移転 りずむは北区にグループホーム なづな学園は西京区にデイセンターなど

 特例非営利活動法人京都西陣会(理事長河合隆氏、京都市北区大将軍川端町3)は、北区大将軍に就労継続支援事業所「西陣工房」の移転を計画している。
 京都市北区大将軍東鷹司町109−1及び110の敷地654・49u(用途地域は第2種中高層住居専用地域)にS造3階建、延984・59u(建築面積390・20u。1階378・49u、2階390・20u、3階190・30u、屋上階25・60u)の新西陣工房(就労継続支援B型事業所及び生活介護事業所)を新築する。就労継続支援B型事業所は定員を20人から40人に増やす。生活介護事業所は定員10人で新設となる。
 京都の伝統産業の一つである西陣織の製作工程の担い手が減少傾向にある中、障害者就労に取り組む西陣工房では、施設利用者が糸繰、機械織り、くみひも製作等の製作工程に携わっており、障害者の就労の場の拡大と工賃向上、伝統産業の技術継承と後継者確保を目指す。
 総事業費は約3億7000万円を見込む。
 工期は令和2年9月〜令和3年3月を予定。移転時期は令和3年4月予定。
 設計はWin建築設計事務所(長岡京市・075−959−0970)。
      ◇      
 特定非営利活動法人りずむ(理事長藤井勇氏、京都市北区小山西玄以町27)は、北区小山に障害者共同生活援助事業所「(仮称)グループホームりずむ」の新設を計画している。
 京都市北区小山西玄以町27−9の敷地164・72u(用途地域は第2種中高層住居専用地域)にS造3階建、延280・80u(建築面積93・60u。1〜3階全て93・60u)のグループホームを新築する。定員は7人で、短期入所3人を併設する。
 総事業費は約8477万円を見込む。
 工期は令和2年9月〜令和3年3月を予定。
 設計は一級建築士事務所十色設計室(京都市左京区・075−723−0511)。
      ◇      
 社会福祉法人なづな学園(理事長宮郁子氏、京都市東山区上新シ町372)は、西京区嵐山に生活介護事業所「デイセンターあらしやま(仮称)」及びグループホーム「ホームあらしやま(仮称)」の新設を計画している。
 阪急嵐山駅の南側に位置する京都市西京区嵐山上海道町78及び78−1の敷地1082・56u(用途地域は第1種低層住居専用地域及び第1種住居地域)にW造平屋建、延116・03uのデイセンターあらしやまと、W造2階建、延792・38u(建築面積396・19u。1階・2階ともに396・19u)のホームあらしやまを新築する。デイセンターあらしやまは定員20人、ホームあらしやまは定員20人、ショートステイ2人。
 総事業費はデイセンターあらしやまが約3390万円、ホームあらしやまが約2億4234万円を見込む。
 工期は令和2年9月〜令和3年3月を予定。
 設計は莫設計同人(京都市中京区・075−256−1131)。
 なお京都市は、令和2年度当初予算案の障害者共同生活援助事業所整備助成に1億4910万円、新規事業の伝福連携推進等事業所整備助成に2億1800万円を計上した。