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滋賀産業新聞
2020/03/04

【滋賀】中部清掃組合 新ごみ処理施設の建設

 東近江市、日野町、竜王町の1市2町で構成する中部清掃組合は、去る2月21日に開催された組合議会定例会で議決された20年度(令和2年度)当初予算に、既存のごみ処理施設「クリーンわたむき」(07年供用開始、日野町北脇1―1)に代わる新ごみ処理施設建設に係る施設整備基本計画策定・施設基本設計及び環境影響評価業務委託料を計上した。
 18年度に立ち上げた「新ごみ処理施設建設候補地検討委員会」(学識経験者・専門家・行政で構成)の報告を受け(昨年6月)、今後、管理者会において建設候補地を決定し、業務を発注する考え。
 予算の内容は、20年度歳出予算として▽施設整備基本計画策定=2738万2千円▽環境影響評価業務=1452万円―を計上、20〜23年度債務負担行為として施設整備基本計画策定・施設基本設計及び環境影響評価業務委託料(限度額)2億9573万8千円を設定した。
 23年度(令和5年度)末までに先記3業務を取りまとめ、24年度(令和6年度)から3ヵ年をかけて実施設計〜施設整備工事を実施して26年度(令和8年度)末までの新施設供用開始を目指して行く。
 なお、既存のごみ処理施設「クリーンわたむき」は、「ごみ処理施設」が処理能力=180d/日(60/24h×3炉)、処理方式=流動床式ガス化溶融、「リサイクルセンター」が処理能力=1・9d/日、処理方式=圧縮梱包・剪定枝破砕。敷地面積は約1万5004平方b。竣工はいずれも07年(平成19年)3月26日。
 中部清掃組合は、東近江市・日野町・竜王町から発生するごみを共同で処理するため、設けられた特別地方公共団体。構成施設は、ごみ処理施設(可燃ごみ、可燃性粗大ごみの破砕溶融処理)、リサイクルセンター(白色トレイの梱包・紙パックの圧縮梱包・古紙類の貯留・剪定枝の破砕処理)を有する日野清掃センター「クリーンわたむき」のほか、能登川清掃センター粗大ごみ処理施設(東近江市種町528)、能登川リサイクルセンター(同所)、安土最終処分場(近江八幡市安土町上出992)がある。
 10年(平成22年)3月21日に構成町の安土町が近江八幡市と合併し近江八幡市が構成市に加わったが、同市新ごみ処理施設建設に伴い17年(平成29年)3月31日に同市は脱退。19年(平成31年)4月1日からは東近江市の旧愛東町・旧湖東町地区の一般廃棄物の搬入が開始されている。 

提供:滋賀産業新聞