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建通新聞社
2020/03/09

【大阪】国交省淀川 河川防災ステーション検討へ

 国土交通省淀川河川事務所は、同事務所管内直轄河川で初めてとなる河川防災ステーションを整備する検討を始めた。2020年度に河川防災ステーション整備計画案をまとめるため、八千代エンジニヤリング大阪支店(大阪市中央区)に委託して進める。
 淀川河川事務所管内の直轄河川と中小河川が氾濫することで発生する大規模で長期化する浸水被害を想定し、広域的な避難や復旧活動の拠点とする。
 主な業務は河川防災ステーション配置計画、河川防災ステーション整備内容の整理、氾濫域における災害復旧計画立案の作成など。履行期間は7月31日。
 河川防災ステーションは、水防活動を行う上で必要な土砂などの緊急用資材を事前に備蓄しておく他、資材の搬出入やヘリコプターの離着陸などに必要な作業面積を確保した施設。洪水時には市町村が行う水防活動を支援し、災害が発生した場合には緊急復旧などを迅速に行う基地としての役割を担う。
 水防センターの建物は平常時に防災学習施設などとして利用、ヘリポートや避難場所、土砂備蓄ヤードは多目的な広場として地域のレクリエーションの場などとして活用される。
 大阪府内では、八尾市内の大和川に若林地区河川防災ステーション、高槻市内の淀川水系芥川に芥川河川防災ステーションが整備されている。

提供:建通新聞社