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建通新聞社(岡山)
2020/03/16

【岡山】総社市 平成30年7月豪雨で被災し自力での自宅再建が難しい市民に対し、復興住宅(災害公営住宅)を建設

 総社市は、平成30年7月豪雨で被災し自力での自宅再建が難しい市民に対し、復興住宅(災害公営住宅)を建設する。2020年度当初予算案に建設費と廃止する仮設住宅の解体費として2億6393万円を計上。早ければ4月にも工事を発注する予定。10月の完成を目指している。
 復興住宅は福島県から譲り受けた現在の仮設住宅を活用する。美袋にある昭和仮設住宅は住宅12棟と集会所1棟で構成。建物を一度解体し、木造の基礎を鉄筋コンクリート造に変更する他、長屋の界壁を建築基準法に適合する形に変更する。規模はいずれも木造平屋52平方bで、住宅は2戸が入る長屋タイプ。住民には空き室のある棟に移ってもらい、順次工事を行う。
 秦にある西仮設住宅は入居者への調査の結果、復興住宅のニーズがないことが判明したため解体しグラウンドに復旧する。仮設住宅11棟(22戸)を解体する工事は秋以降に実施する見通し。

「提供:建通新聞社」