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建通新聞社四国
2020/03/17

【愛媛】伊予・内子IC間 4車化候補

 国土交通省は、2020年度から新たに松山自動車道の伊予インターチェンジ(IC)から内子五十崎IC間の約9・7`について整備着手する候補箇所として選定。今後、予算成立後の事業許可に向けて、必要な手続きを進める。
 国交省では、高速道路の暫定2車線区間について、19年9月に「高速道路における安全・安心基本計画」を策定し、4車線化を計画的に推進する方針を打ち出し、課題の大きい区間を「優先整備区間」として122区間、約880`を選定。その中から財源確保状況などを踏まえ順次事業化し、10〜15年での整備を目指すこととしている。
 また19年12月に閣議決定された「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」においても、成長力を強化する物流ネットワークの強化などのための高速道路などの整備が示されていることから、財政投融資を活用し、4車線化を図る。
 これらを踏まえ、国交省は20年度から新たに着手する4車線化の候補箇所として、災害・渋滞・事故発生箇所などを総合的に勘案し、15カ所約110`を選定した。その中に松山道の伊予ICから内子五十崎IC間の約9・7`区間(内子五十崎IC側)が盛り込まれた。同区間の事業費は600億円が見込まれる。
 伊予〜内子五十崎ICは延長約24`。4車線化事業区間の他、3月21日に供用開始する中山スマートIC(伊予市双海町上灘)付近では、本線への付加車線(4車線化)設置事業、延長約6`の工事が進められており、5〜8年後の供用が目指されている。
 県は、重要施策として松山IC〜大洲IC間の約42`について、早期全線4車線化を要望し取り組んでおり、残る暫定2車線区間についても早期事業化に期待を寄せる。

提供:建通新聞社