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滋賀産業新聞
2020/03/24

【滋賀】彦根市 市内3民間保育所の増改築など

 彦根市の補助を受けて聖ヨゼフ幼稚園(認定こども園)と森の子保育園、彦根乳児保育所の3つの民間保育所が、定員の増加に伴う保育施設の増改築など新年度に実施を予定している施設整備計画の内容が、このほど明らかになった。
 16年の4月から幼保一体型の認定こども園として再スタートした学校法人・滋賀カトリック学園の聖ヨゼフ幼稚園(彦根市立花町2―24)は、保育ニーズへの対応を図るために0歳児〜5歳児(2号・3号保育認定児)の現在の定員数35名を倍の70名定員とするべく、0歳児〜2歳児用の沐浴やトイレなどを含めて園舎を、S造2階建、延395平方b規模で増築する計画。総事業費は1億8000万円を見込み、彦根市では補助基準額の4分の3となる8990万円余りを補助する予定。
 認定こども園の聖ヨゼフ幼稚園は、幼稚園児(1号認定児)125名、保育園児(2号3号認定児)35名の定員に対して、幼稚園児97名と保育園児38名が利用(19年の9月1日現在)。今回の園舎の増築により、保育園児の定員を0歳〜2歳児の「3号認定児」を20名、3歳〜5歳児の「2号認定児」を50名にする計画。
 一方、社会福祉法人・森の子会が管理運営する森の子保育園(彦根市野瀬町106)については、定員90名に対して現在は110名が利用(19年9月1日現在)しており、保育室1教室分を増築することにより、定員を20名増やし110名とする計画。彦根市は、施設整備費の4分の3となる1830万円余りを補助する予定。
 さらに、社会福祉法人・白露会の彦根乳児保育所(彦根市中藪2―6)は、園児数の増加により手狭となった現在の給食調理室を改修する計画。昭和63年の改築以後31年が経過した厨房機器の更新や調理スペースの拡張工事を行う予定で、彦根市は1550万円余りを補助。これら3つの民間保育所施設整備補助金は、あわせて総額1億2300万円余りとなり新年度予算で予算化を図り、20年度内の完了・来年4月からの供用開始を目指して、それぞれ施設整備を進めていく。

提供:滋賀産業新聞