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鹿児島建設新聞
2020/03/24

【鹿児島】伊仙町新庁舎建設/新庁舎設計プロポ 7月頃 業者を選定

 伊仙町は2020年度、複数年にわたるプロジェクトと位置付ける新庁舎建設の基本設計に着手する。委託業者は7月をめどに公募型プロポーザル方式で選定したい考え。年度末までに実施設計を終え、21年度の工事発注を目指す。建物の計画規模はRC造3階建3145u、建設費は約18億円を想定。20年度は設計費として約1億円を予算化し、早期のプロポ公告に向けて実施要領を詰めていく方針だ。
 庁舎の建て替えは、築50年以上が経過した現庁舎の老朽化を受け、現地エリアでの新築を計画。現庁舎の敷地(約5000u)と役場駐車場として活用する民有の南側隣接地(5084u)の約1万uの敷地に整備する。現地建て替えの条件としていた民有地の購入は、3月中に全地権者(3人6筆)との手続きを終える見通し。 
 20年度は当初予算に約1億円の設計費を計上し、基本・実施設計を進める。基本設計の委託業者は7月をめどに公募型プロポで選定し、実施設計(随意契約を予定)へと移行。基本設計が上がった段階で町民説明会も開き、意見や要望等を実施設計に反映していきたい考えだ。 
 順調に進めば、工事発注は21年度となる予定。工区分けや分離発注などの詳細は設計内容を踏まえて検討する。完成は22年度を見込み、状況を見ながら現庁舎の解体に着手する。 
 プロポの要領作成に当たって、町では「県内設計事務所の参加も視野に、早期公告に向けて準備を進めていく」(稲隆仁副町長)としている。 
 建て替えに際して町は当初、旧徳之島農業高校の跡地を候補地とし、図書館や公民館などを含めた一体的な施設整備を計画。しかし、住民から現地エリアでの建て替えを望む声が強く、新庁舎建設検討委員会での協議・答申を受けて方針を見直した。 

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