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建設経済新聞社
2020/03/24

【京都】原則、起業拠点など中心に 今後の学校跡地の活用

 京都市は、今後の学校跡地活用について、原則、オフィスやスタートアップ拠点での活用を中心とする考え。
 近年、京都に進出意欲を持つスタートアップ企業や、京都で学びたいという留学生、子育て世帯等のためのオフィスや研究所、住宅等の必要性が高まっていることから、それに対応する。
 なお平成23年3月に閉校した東山区の元新道小学校跡地については、地域からの要望を踏まえ、「花街文化の発展と新たな賑わいづくりを通して、更なる地域の活性化と魅力あるまちづくりに貢献する施設」としての活用を進めることとしており、これを実現するためであれば、オフィスやスタートアップ拠点以外の提案も可とする。
 公募型プロポーザルで活用事業者を選定するにあたり、3月27日に元新道小学校跡地活用に係る第1回契約候補事業者選定委員会を開き、募集要項案などを審査する。
 プロポは4月中旬に開始し、7月中旬に応募を締め切る予定。8月以降に第2回選定委員会を開き、提案内容の説明等を受ける。
 第3回以降の選定委の開催を経て、活用事業者を選定する。その後、基本協定の締結、事前協議会の開催、貸付契約の締結となる。
 元新道小学校跡地は大和大路通沿いの京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町130外2筆の敷地面積4014・15u(実測面積)。用途地域は商業地域(建ぺい率80%、容積率400%)。高度地区は12m第4種高度地区。その他は都心部駐車場整備地区、近景デザイン保全区域、遠景デザイン保全区域、事前協議区域(建仁寺)。
 主な既存施設は、@校舎・講堂(RC造地下1階地上4階建、延4327・87u/昭和12年築・30年築・33年築、Is値0・47、未改修)A機械室(受水槽)(RC造平屋建、14・94u/建築年は不詳)B便所(W造平屋建、7・55u/建築年は不詳)C倉庫・機械室(CB造平屋建、27・53u/昭和44年築)。