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滋賀産業新聞
2020/03/27

【滋賀】野洲市 コミュニティセンターぎおうの大規模改修

 野洲市は、老朽化が進んでいる永原地先の「コミュニティセンターぎおう」について、施設の長寿命化を図るため大規模改修を計画し、20年度設計を行う。現時点では工事は21年度に1・6億円〜2億円未満の事業費を措置し、建築・電気・機械設備分離で5〜6月頃の発注を目指したい意向だ。
 「コミュニティセンターぎおう」(永原463)は、91年竣工のS造2階建、延1080・1平方b規模の建物で、油圧式のエレベーターを備えている。開館後30年近く経過し、雨漏れなど老朽化が進んでいるため、施設の長寿命化を図るとともに指定避難所としての機能補完や防災・安全性向上を図る。
 改修内容は、屋根の葺き替えや壁の防水塗装、給排水設備の更新と照明LED化やトイレの洋式化・増設などのほか、油圧式で整備されているエレベーターのより厳しい基準下で製造されたロープ式新エレベーターへの更新や、非常口となる屋外非常階段の増設―も検討しているが今後委託する実施設計内で判断する。
 20年度は当初予算に設計委託料1148万円を措置。5月末から6月をメドに行う見通しの指名競争入札で担当コンサルを決定し、21年2月中をメドに実施設計をまとめる。
 現時点の計画では大規模改修工事は21年度当初予算に事業費を措置し、5〜6月に建築本体工事の一般競争と電気設備工事と機械設備工事をそれぞれ指名で、計3件の入札を行いたいとしている。工期は10ヵ月から最長1年程。エレベーター更新や屋外非常階段の有無などで事業費は1・6億円から2億円近くまで変わる見通しだ。

提供:滋賀産業新聞