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建通新聞社(神奈川)
2020/03/27

【神奈川】県立公園初のPark―PFI 事業者決定

 神奈川県県土整備局は、観音崎公園(横須賀市)で行うPark―PFIについて、パシフィックコンサルタンツ(代表法人)と横浜緑地で構成する「BEACH⇔PARK LIVING共同企業体」を事業者に決めた。県内の県立都市公園として初めての事業で、26日に発表した。今後、早期の事業開始を目指し、計画書の認定や基本協定締結に向けた協議を進める方針だ。
 事業を実施するのは、観音崎公園(横須賀市鴨居、走水、約70・4f)の「たたら浜園地」約8500平方b(公衆トイレ、第6駐車場を含む)。事業者はここで、公募対象公園施設(収益施設)の設計・設置、管理・運営などを担う。事業者公募時で示されたスケジュールによると、事業開始は2020年度中で、整備を終えた21年度以降に運営を行うことになっている。計画の有効期間は工事着手から20年以内。
 事業者として選定された「BEACH⇔PARK LIVING共同企業体」は、海と公園の両方を楽しめる環境を最大限に活用し、LIVING(リビング・居間)のような空間を創出することを提案。公募対象公園施設としてカフェとバーベキュー施設を整備。特定公園施設については公衆トイレや駐車場の改修などを行うとした。
 Park―PFI制度は17年の都市公園法改正で創設された。事業者は公募対象公園施設を設置・管理するとともに、公園管理者が指定する園路や広場などを合わせて整備することが求められる。特例措置として、▽設置管理許可期間の特例▽建ぺい率の特例▽占用物件の特例―といったインセンティブとして適用される。

提供:建通新聞社