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建通新聞社(岡山)
2020/03/27

【岡山】岡山県西部衛生施設組合 新ごみ処理施設の建設候補地に里庄清掃工場の敷地内を選定

 笠岡市・井原市・浅口市・矢掛町・里庄町の3市2町で構成する岡山県西部衛生施設組合(管理者・小林嘉文笠岡市長)は、新ごみ処理施設の建設候補地に里庄清掃工場の敷地内を選定した。2020年度は地元の同意を得るため説明会を開催する他、環境アセスメント調査に着手したい考え。
 里庄町新庄にある里庄清掃工場は、1999年から稼働しているごみ焼却施設。現施設の北側にあった旧工場の跡地(平地面積約1万平方b)を建設候補地に選定した。新ごみ焼却施設は笠岡市と浅口市、里庄町が利用している里庄清掃工場と井原市と矢掛町が利用している井原クリーンセンターを集約化して整備する。両施設は老朽化が進んでおり、新施設完成後に解体する予定。
 同組合は2019年度に「新ごみ処理施設整備基本計画策定等その1」をエイト日本技術開発(岡山市北区)に委託。必要処理能力は1日当たり130d(65d×2炉)で、焼却方式は全連続燃焼式焼却炉(ストーカ式)を採用する方針。稼働時間も24時間体制に変更する。併せて管理施設や駐車場を配置する計画。事業手法はDBO方式で実施する見通し。
 この他、地元からの要望などを踏まえ、災害時の避難所とするスペースや余熱を利用した湯浴施設、発電・売電施設の設置も検討していく。
 同組合は、20年度予算に新ごみ処理施設整備基本計画策定などに7199万円を計上し、20〜22年度の債務負担行為として限度額2億1528万円を設定。基本計画の策定や環境アセスメント、発注支援業務を行う。24年度末までに新ごみ処理施設を整備し、25年度からの稼働を目指している。

「提供:建通新聞社」