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北海道建設新聞社
2020/03/27

【北海道】札幌市が第2児相新築設計着手へ/最有力は旧水道局白石庁舎跡地

 札幌市子ども未来局は第2児童相談所の新設計画について、2020年度は基本設計に着手する方針だ。20年度補正予算に計上するよう庁内調整を進めている。22年度の着工を目標とする。建設地は白石区の旧水道局白石庁舎跡地を最有力候補としている。
 第2児相の設置は、児童虐待の防止に向けた相談支援体制の強化が目的。現在の児相(中央区北7条西26丁目)と同規模となる、延べ4000u程度を想定。駐車場は最低で20−30台を確保する見通しだ。
 4月から基本計画の策定に入り、面積や機能配置、工期など施設整備に向けた必要事項を整理する。
 20−21年度の基本設計、21年度の実施設計を経て、22年度の着工、24年度開設を目指す。
 建設地は、市内東部の複数の市有地を対象に広さや所管する区域とのアクセス性、子どもにとって良好な環境を確保できるかなどを指標に選定した。
 この結果、旧水道局白石庁舎跡地(白石区本郷通3丁目北3の1)が条件を高い水準で満たしていると判断。最有力候補として利用の検討を進めている。敷地面積は2674u。旧庁舎が残っているため、解体後の利用となる。
 この候補地に新設した場合、白石、厚別、豊平、清田の4区を所管。この4区からは現児相の半分の時間でアクセスが可能になる。
 2児相体制とすることで、児童虐待防止に向け市は日常的な関係部局、関係機関の連携、相談支援体制の強化につなげる考えだ。