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建通新聞社(東京)
2020/04/05

【東京】荒川第2・3調節池を本格化

 国土交通省関東地方整備局は、荒川第2・3調節池の整備事業を2020年度から本格化させる。荒川調節池工事事務所(20年度事業費約17億円)を4月1日付で新設した。3地区で高規格堤防の整備を進めている荒川下流河川事務所(災害関連の補正と20年度当初予算を合計した事業費123億円)、19年台風19号からの緊急治水対策プロジェクトに着手する荒川上流河川事務所(同約86億円)と連携し、荒川の治水対策を加速させる。
 荒川第2・3調節池整備事業は、荒川中流部の左岸側を対象に、広い高水敷を利用し、豪雨時などに洪水を流し込むための調節池を新設する。04年度に完成した第1調節池の上流側に、面積約4・6平方`の第2調節池と、約3平方`の第3調節池をそれぞれ整備する。18年度に新規事業化しており、同年度までに調査・設計や対岸堤の南端の整備などを実施していた。
 20年度からは、荒川調節池工事事務所が、これまで事業を担当していた荒川上流河川事務所から、進捗(しんちょく)管理や工事発注、監督など一連の業務を引き継ぐ。20年度は調節池を構成する対岸堤の築堤工事に加え、河道掘削を予定している。全体事業費は約1670億で、事業期間は30年度まで。
 荒川下流河川事務所では、想定規模を超える洪水に備え、3地区で高規格堤防の整備を推進。このうち新田一丁目地区(東京都足立区)では、都営住宅の建て替えに合わせて事業を計画。築堤に先立つ地盤改良を行う。
 足立区の小台一丁目地区U期工区(足立区)では、既に高規格堤防が整備された区間の上流側を対象に新たな堤防を建設するため、地盤改良を行う。
 さらに、西新小岩地区(葛飾区)でも新たな高規格堤防を建設するため、20年度に設計業務を委託する。背後地にある大成ホールディングスの工場再編と一体での堤防建設を計画している。
 荒川上流河川事務所は、入間川流域緊急治水対策事業に19年度補正分と20年度当初予算を合わせて約39億円を配分。荒川との接続箇所付近で決壊した入間川、都幾川、越辺川の堤防の復旧・強化と河道掘削に着手する。

提供:建通新聞社