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日刊建設工業新聞
2020/04/07

【鳥取】工事書類作成のQ&A策定/受注者側の負担軽減/20年度仕様書改定へ

 県土整備部は、工事書類の簡素化に向けた「Q&A」を策定し、各発注機関や業界団体に通知した。受注者側の書類作成に伴う負担を軽くし、「働き方改革」につなげる狙い。
 昨年度、工事検査課と県土木施工管理技士会を交えて議論し、Q&Aは「県土木工事共通仕様書」のなかで書類作成の範囲が曖昧(あいまい)だったカ所を中心に解説。具体的な事例83項目を取り上げて、質問に対する回答を明記した。
 Q&A集は▽施工計画書▽工程管理▽出来形管理▽品質管理▽写真管理▽安全管理▽その他―に分けて編集。
 変更施工計画書の提出が必要な「重要な変更」の中身を明確化。また、関心の高い写真管理では25項目に触れ、「管理点数一覧表」の作成を不要としたほか、段階確認の写真管理についても基本的な考え方を共通仕様書に基づいて記載した。
 今回のQ&Aについて同部は、書類簡素化の第一歩ととらえており「国の基準と統一していきたい」(技術企画課)と説明。中国地方整備局のマニュアルを踏まえて、20年度内に根本となる県土木工事共通仕様書を8年ぶりに全面改定する。

日刊建設工業新聞