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日刊建設タイムズ社
2020/04/07

【千葉】基本設計等のプロポ公告/成田市浄化センター整備事業/今月15日まで参加受付/都計決定、発注支援など

 成田市環境部環境計画課は6日、「成田浄化センター整備事業基本設計等支援業務委託」に係る公募型プロポーザルの募集要項を公表した。参加表明書等の提出を4月15日まで受け付け、同20日に第1次審査結果を通知。質疑を経て、企画提案書の提出を5月7日から15日の期間に受け付ける。その後、同22日にプレゼンテーションによる2次審査を行い、審査結果を同28日に通知する。委託期間は2022年3月31日まで。予定価格の上限は4070万円(消費税込み)。
 入札参加資格は@官公庁等が10年度以降に発注した、し尿処理施設及び汚泥再生処理センターの施設整備に係る業務を元請けとして受注し、完了した実績を持つことA成田市入札参加資格者名簿の「建築コンサルタント」に登録されていることB建設コンサルタント登録規定における廃棄物部門の登録を受けていること――など。
 同業務は、成田浄化センターの再整備に伴い策定した基本計画等に基づき、土木・建築・機械設備・電気設備等の設計を実施する。主な業務内容は▽基本設計業務▽都市計画決定業務▽費用対効果分析業務▽発注支援業務。
 基本設計業務では、汚泥再生処理センターとして整備するための基本条件を整理し、プラントメーカーから汚泥再生処理センター整備事業の見積書及び見積設計図書の提出を依頼するための見積仕様書を作成し、プラントメーカーから提出された見積設計図書について比較検討を行う。
 基本条件の整理では▽施設整備規模▽処理対象物の計画性状▽各種公害防止基準値▽水処理方式、資源化方式▽処理設備計画(水処理設備、資源化設備、脱臭設備等)▽共通設備計画(機械配管設備、土木建築設備、電気計装設備等)▽維持管理計画――についてまとめる。
 また都市計画決定業務では、都市計画決定(変更)を行うために必要となる都市計画図及び申請関係資料の作成を支援し、費用対効果分析業務では施設整備における投資費用に対し、整備効果がどの程度発現するかを定量的に分析した資料を作成する。
 一方、発注支援業務では、事業スキーム・事業者募集・選定方法等について検討し、PFI法に規定される特定事業の実施に関する方針等の作成支援を行い、実施方針に基づく特定事業の選定資料の作成・公表支援を行うとともに事業者募集要項を作成する。
 成田浄化センターは、供用開始から30年以上を経過し、腐食・摩耗等の全体的な進行により老朽化が顕著となっていることや、製造中止による部品の入手が困難なことなどから、安定的で効率的な施設運営を行うため、現在地で汚泥再生処理センターに更新する。
 18年度に基本構想、19年度には基本計画をまとめた。基本構想はパシフィックコンサルタンツ(千葉事務所・千葉市中央区新町1―7)が策定。基本計画は日産技術コンサルタント(千葉事務所・千葉市中央区椿森2―14―16)が支援業務を担当した。k_times_comをフォローしましょう
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