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北陸工業新聞社
2020/04/10

【富山】富山生コン協組/7月分から1500円値上げ/引き上げは複数年に変更 

 富山生コンクリート協同組合(富山市黒崎66番地、酒井正人理事長)は、7月1日契約分からの生コンクリート価格について、1立方メートル当たり1500円の値上げを実施することを決めた。
 同組合では、原材料であるセメントと骨材の原価アップ、運搬費高騰などを受け、1立方メートル当たり最大3000円の価格引き上げに向けて準備を進めてきたが、新型コロナウイルスの影響甚大な経済環境下にあることも勘案し、「複数年にわたる値上げ」に取り組むことに変更。今年度は7月1日以降の契約分より、普通コンクリート(21―18―25N)の組合員価格を1万6000円にすることにした。
 酒井理事長は、「組合ではこれまで、1立方メートル当たり3000円の値上げを目指して取り組みを続けてきたが、昨今の新型コロナの影響なども考慮し、分割して実施することにした」とした上で、「富山地区は県都富山市を抱え、これからも都市機能の整備拡充を図りつつ、発展向上が強く求められる地域であり、それら社会資本の整備充実には、基礎資材である「生コンクリート」は必要不可欠。今の地域整備、そして将来の発展開発のために、生コンが円滑に供給される体制を構築する上でも皆様方のご理解・ご協力をお願いしたい」と述べている。
 組合では今後、各需要家に対して説明周知の上、理解が得られるよう努めていく方針だ。
 富山協組の組合員は次の12社。▽あづまコンクリート工業▽酒井建設▽神通コンクリート工業▽立山生コンクリート▽デンカコンクリート▽デンカ生コン富山▽富山生コン工業▽富山菱光コンクリート工業▽萩中組▽北陸宇部コンクリート工業▽八尾コンクリート工業▽八尾生コン―。

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