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建設新聞社
2020/04/15

【東北・青森】建築は熊谷組が第一交渉権者/弘前総合医療センター整備工事

 国立病院機構弘前病院は、青森県弘前市の弘前市立病院との統合による新中核病院「弘前総合医療センター(仮称)整備工事」について、建築、電気、機械の3件分離で14日に入札した結果、建築が熊谷組、電気が日本電設工業・サンテックJVを第一交渉権者に選定した。今後10日以内に価格交渉を行い落札者とする見込み。機械は不落となったことから、近く再公告する方針。
 新中核病院は、青森県弘前市富野町1地内にある同機構弘前病院(342床)と、統合に伴い閉鎖する同市大町3の8の1地内にある弘前市立病院(250床)の患者を引き継ぎ、450床程度の規模で建設。弘前病院の敷地内で、既存の入院棟に併設する形で不足分の108床を備えた新病棟を整備するもの。
 昨年8月には新中核病院整備予定地の既存建物解体(延床面積約6000平方b)、既存建物改修(延床面積約200平方b)、仮設建物新築工事(軽量S造2階建て延床面積約1200平方b、平屋延床面積約500平方b、平屋延床面積約20平方b)、設備切回し工事などの準備工事を、マルノ建築設計と8億6400万円(税込み)で契約し、工期約10カ月で進めている。
 今回入札した弘前総合医療センター(仮称)は、新棟新築がRC造5階塔屋1階建て、延べ面積約2万2700平方b(建築面積約7200平方b)、既存建物改修が改修延べ面積約1500平方b、既存建物解体が解体延べ面積約1万平方b、外構工事一式となっており、工期は約31カ月以内(最終工事は2022年度予定)を想定している。
 なお、実施設計等は佐藤総合計画が担当(設計=4月28日まで、監理=22年12月22日まで)、22年早期の開設を予定している。総事業費は弘前病院の既存棟の解体費や医療機器の整備費も含め126億円を試算。

 提供:建設新聞社