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建通新聞社(神奈川)
2020/04/21

【神奈川】横浜現市庁舎街区〜横浜公園間デッキを設計

 横浜市都市整備局は現市庁舎街区〜横浜公園間(中区)を結ぶ歩行者デッキの整備に向けて基本設計を始める。橋長50b前後、有効幅員6bの規模を想定して形式やデザインなどの検討を進め、2021年度の詳細設計、22〜23年度の工事につなげる。業務(税込み概算業務価格1500万円)の委託先を公募型プロポーザル方式で選ぶため、「土木設計」「建設コンサルタント等の業務」「地質調査」の有資格者に単体(3業種全登録)またはJV(構成員に応じて業種登録条件設定)で参加してもらう。5月11日まで参加意向申出書、6月29日まで提案書を受け付けるなどして、8月ごろの受託候補者特定・契約締結を目指す。
 三井不動産グループによる現市庁舎街区活用事業(25年供用開始予定)や横浜公園内にある横浜スタジアムの増築・改修などを踏まえ、現市庁舎街区と横浜公園を隔てる「みなと大通り」の上空に歩行者デッキを架設。現市庁舎街区活用事業で整備する2階デッキと横浜スタジアムの回遊デッキを接続して来街者の回遊性を高めるとともに、歩行者動線の立体的分散や周辺交差点の混雑緩和を図る。
 19年度に中央コンサルタンツ(横浜事務所、横浜市中区)で基本計画の検討を行っていた。
 業務委託を通じて▽現地踏査▽橋梁予備設計(橋梁形式比較案の選定、概算工事費の算出など)▽景観設計(橋梁デザインコンセプト、橋梁デザイン基本設計、橋梁細部デザイン設計、色彩検討)―を進めてもらい、21年3月19日を期限に基本設計としての成果を得る。
 21年度の詳細設計を経て22年度に下部工、23年度に上部工を実施して、24年度に供用を始める予定でいる。

提供:建通新聞社