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日刊建設タイムズ社
2020/04/22

【千葉】がんセンター改修3件で第2四/県病院局の発注予定/総合救急医療センターは排水と粗造成

 県病院局は、2020年度の発注予定5件を公表した。県がんセンター研究・会議棟外改修工事3件(建築、電気設備、機械設備)と(仮称)県総合救急災害医療センター施設整備の排水工・粗造成の2件。県がんセンター研究・会議棟外改修は第2四半期、県総合救急災害医療センターは第1四半期に発注する。工期は県がんセンター16か月、県総合救急災害医療センターの排水工6か月、粗造成7か月を見込む。県総合救急医療センターの排水工が指名競争入札は一般競争入札。
 県がんセンター研究・会議棟改修工事は、新棟建設に伴い既存の東病棟と緩和ケア病棟を改修し、東病棟を研究・会議棟として再整備する。建物規模は、東病棟を改修して整備する研究・会議棟がRC造地下1階地上5階建て延べ約4045u。緩和ケア病棟はRC造2階建て延べ約1463u。
 事業費は改修工事費3億3039万6000円と、ほかに開院準備支援事業などと合わせ、総額27億8300万円の債務負担行為を設定している。
 建設中の新棟は、17年度に着工し、本年6月30日の竣工を目指している。新棟の建物規模はRC造地下1階地上9階(塔屋1階)建て延べ4万9334u。構造は免震構造。病床数は既存の緩和ケア病床を含め450床。実施設計は日建設計(東京都千代田区飯田橋2―18―3)が担当。施工は、建築をフジタ・畔蒜JV、空調設備を東熱・一工・京葉JV、衛生設備を斎久・芝JV、電気設備をきんでん・フィデス・小峯JV、ガス工事を東京瓦斯が担当。
 一方、県総合救急災害医療センターは、排水工と粗造成工を実施する。工事概要は、排水工がボックスカルバート(1000×800)L13m、PHC杭φ450o4か所、粗造成工が盛土工V1万立方メートル、地盤改良工、砂杭、A5000u。事業費は当初予算に土地造成工事費として8億3621万7000円を計上している。
 同事業は、身体と精神の疾患を合併した救急患者の受け入れ態勢の向上や、災害時の包括的な医療支援の提供を図るため、県救急医療センター(千葉市美浜区磯辺3―32―1)及び県精神科医療センター(千葉市美浜区豊砂5)を「(仮称)県総合救急災害医療センター」として統合し、併せて県精神保健福祉センターを同一敷地内に整備する。
 建設場所は現・精神科医療センターの隣接地で、千葉市美浜区豊砂6―1ほか地先。敷地面積は約4万2000u。
 建物規模は、新病院棟がSRC造(一部S造)4階建て延べ約1万9900uで、これに県精神科医療センターを合わせた面積は延べ約2万1000uとなる。また、防災棟、院内保育所の整備も計画している。病床数は一般100床(一般68床、ICU12床、HCU20床)、精神50床(隔離室・保護室16床、後期病床34床)の合計150床。基本設計は梓設計(東京都品川区東品川2―1―11)が担当。k_times_comをフォローしましょう
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