トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設工業新聞
2020/04/27

【鳥取】臨時補正総額145億円を可決/新型コロナ感染拡大対応

 県議会の4月臨時会は24日、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策を盛り込んだ総額145億8700万円の補正予算を可決し、閉会した。補正後の20年度一般会計総額は3577億3800万円。
 今回の経済対策は、中小企業の資金繰りを支援する制度融資枠を80億円から400億円に増額するなど事業規模466億円。リーマン・ショック後に編成した09年6月補正の455億円規模を上回る。
 4月臨時補正では新型コロナ緊急対策に38億5300万円を計上し、医療機関の施設整備補助に13億8900万円、ICTを活用したオンライン教育の環境整備に4600万円を充てる。また、直面する経済課題に早急に対応するため10億円の枠予算を設定した。
 一方、経済緊急雇用対策には107億3400万円を投入する。制度融資の拡充などに7億2300万円(融資枠320億円)のほか、原木安定供給対策費として1000万円を計上。県森林組合連合会に対し、住宅建築の減少で合板工場に原木ストックヤードの経費を助成する。
 公共事業費は、国から認められた補助・交付金事業の上積みを中心に88億6200万円を補正。岩美道路や倉吉関金道路などの整備を促進する。

日刊建設工業新聞