お知らせ
地方ニュース
建通新聞社（神奈川）
2020/04/28
【神奈川】県 県住ＰＦＩ実施方針を10月に策定
神奈川県県土整備局は、建て替えを計画している上溝（相模原市中央区）、追浜第一（横須賀市）の両団地について、ＰＦＩ事業に関する実施方針を10月に策定する考えだ。事業は２０２１年９月に開始し、上溝を31年度ごろまで、追浜第一を27年度ごろまで行う予定。４月24日に実施方針策定の見通しを公表した。
事業の概要は、建て替えに関わる事前調査、設計、建設、移転用住戸の改修。入居者の移転支援と余剰地活用業務（付帯事業）も行う。
上溝（相模原市中央区光が丘３ノ１他、敷地面積約８万４８４０平方㍍）の既存規模は鉄筋コンクリート造２階建て（一部５階建て）１４３棟９９２戸。入居率は７割程度。もう一方の追浜第一（横須賀市追浜本町１ノ１１９、敷地面積約７８３７平方㍍）は、鉄筋コンクリート造４階建て６棟１７６戸の住宅が既存する。入居率は２割程度。
両団地とも入居者の高齢化、建物の老朽化が進み、地域のまちづくりを踏まえたコミュニティーの促進や、余剰地の活用が課題となっている。
今年１月に県土整備局が示した「県営住宅の建替え方針について」によると、20年度前半に実施方針と要求水準書を検討し、後半に実施方針公表、入札公告と手続きを進める。翌21年度の前半には提案審査を行い、事業者の選定、契約につなげる。事業着手は同年度後半の予定。
提供：建通新聞社
