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建通新聞社
2020/04/30

【大阪】大阪府 モノレールで設計施工一体型を導入

 大阪府は、大阪モノレール延伸事業で、2020年度から工事に着手する予定だ。このうち一部の区間については、詳細設計と施工を一体的に発注する総合評価落札方式条件付一般競争入札(設計付)を導入する。受注者は下部工(基礎杭含む)の詳細設計や仮設計画、施工計画の検討を行った後、内容に応じて変更契約を行い、施工する。
 対象となるのは、特に大規模な交通規制を伴う連続した区間で行う基礎杭を含む下部工工事。具体的には第2四半期に発注予定の「大阪モノレール支柱建設工事(西岩田工区)」で同方式を導入する予定だ。工事場所は東大阪市西岩田3丁目。工事規模は13億5000万〜23億円。工期は48カ月間を見込む。
 入札参加資格として、国土交通省の建設コンサルタント登録「道路」「鋼構造およびコンクリート」「施工計画、施工設備および積算」の3部門を求める。施工業者と建設コンサルタント(建設コンサルタント登録3部門を有する1者)の共同での参加も可能としている。
 20年度に発注する工事としては他に、▽支柱建設工事・桑才新町工区(門真市桑才新町、23カ月間、第1四半期発注)▽支柱建設工事・安田工区その1(大阪市鶴見区安田2丁目、16カ月間、第2四半期発注)▽支柱建設工事・安田工区その2(その1と同じ)―の3件を予定している。
 大阪モノレール延伸事業の区間は門真市駅〜近鉄奈良線(東大阪市瓜生堂付近)との接続部の延長約9`。途中、▽地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅付近▽JR学研都市線の鴻池新田駅付近▽近鉄けいはんな線の荒本駅付近▽東大阪市瓜生堂の近鉄奈良線付近―の4カ所に新駅を設置する予定。瓜生堂には車庫を設ける。

提供:建通新聞社