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鹿児島建設新聞
2020/05/13

【鹿児島】与論町 し尿等処理施設プロポ

 与論町は、設計・施工一括発注によるし尿・浄化槽汚泥処理施設建設事業の公募型プロポーザルの実施要領を公表した。主な参加要件は、過去10年間でし尿処理施設等の建設実績があり、水処理設備と資源化設備に関して所定の性能指針を満たす設計実績を有すること−など。申し込みは25〜29日の期間で受け付ける。
 建設予定地は、島南部の立長に位置する火葬場・昇龍苑の隣接地約3500u。処理能力は6kl/日で計画し、水処理方式は国庫補助事業にかかる汚泥再生処理センター性能指針が求める条件を満たすこと、資源化方式は汚泥助燃剤化方式を基本とする。 
 事業は、設計・施工一括で発注。プロポの参加は、過去10年間での同種実績に加え、水処理設備、資源化設備とも「廃棄物処理施設整備国庫補助事業にかかる汚泥再生処理センター性能指針」に示す性能事項を満たし、実証施設や実用施設の設計実績を有すること−などを求める。
 参加資格の確認結果は6月5日までに通知。提案書の受付期間は同19日〜7月31日とし、9月上旬のヒアリングを経て優先交渉権者を選定する。順調に進めば10月上旬から事業に着手する見通しだ。
 基本設計と発注支援業務は沖縄チャンドラーが担当。所管する環境課では、アクアセンター万之瀬(南さつま市)や指宿広域汚泥リサイクルセンター(指宿市)、西之表市汚泥再生処理センター・西京苑などの県内類似施設も参考に計画を具現化した。総事業費は明らかにしていないが、「施設の長寿命化や強靭化にも配慮した施設整備に努めたい」としている。
 事業期間(実施設計、試運転期間も含む)は2022年9月末まで。供用開始は22年度中を見込む。

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