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北陸工業新聞社
2020/05/13

【福井】知恵を出し合い優れた建造物を/福井県建築設計監理協会共生会/第17回総会書面表決/情報交換や研修会拡充 

 福井県建築設計監理協会共生会の第17回通常総会はこのほど書面表決され、19年度事業報告・決算と、20年度事業計画・予算を原案通り了承した。全役員再任。5月予定の総会会合自体は、新型コロナウイルス感染拡大を防止する観点から中止に。4月23日の役員会において承認している。
 協同組合福井県建築設計監理協会の佐々木基之理事長が挨拶を寄せ、福井県建専連が先に実施した会員アンケートを基に、賃金が安い、休日が少ないなど業界の課題を指摘。専業設計事務所の集団(協会)として、地球や都市の環境問題に幅広く関わり、共生会とも知恵を出し合い、成果を上げたいと強調。「共生会の理念を一層明確にし、情報交換、研修会、勉強会と中身を一層充実させ、それぞれの業界の未来のために、一緒に行動を」と抱負を示した。
 また、共生会の吉田勝二代表世話人は、設計者と専門工事業者、建築資材販売業者で構成する全国的にも貴重な会の存在意義を強調し「情報交換や研修会、勉強会を通じて、お互いに本音で問題点を話し合い、優れた品質の建造物を造りだすよう、力を合わせて行動を」と意欲を示している。
 20年度の事業計画によると、建築に関する共通の問題について、あらかじめテーマを設定し、材料や工法、設計価格などを意見交換。場合によっては集中的に意見を行政に反映させる。研修会では、共生会の会員企業の提案で、新商品や新工法の特徴を設計者に説明し評価してもらう。完成現場見学会に出掛け、設計や施工、県産品採用などを総括し、県外の優れた現場も対象に学習を深める。親睦交流会もコロナ収束後に時機を見て実施。会員意向を把握するアンケートなども予定。

20・21年度の役員
■代表世話人
吉田勝二 福井県建専連
■世話人
木下好正 木下工業
田中猛雄 タッセイ
古市浩昭 福菱物産
房川正己 新明防水工業
吉岡正修 吉岡幸
■監査人
酒井修   福井県管工事設備工業協会
伊藤仁一郎 福井県電業協会
■相談役
佐々木基之 福井県建築設計監理協会
櫻川幸夫  福井県建築設計監理協会
瀬戸川信之 福井県建築設計監理協会

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