トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設工業新聞
2020/05/13

【鳥取】21年度主要道路・街路事業/岸本バイパスに2億など

 県西部総合事務所所管の道路・街路事業に、国認証含め総額43億8674万円の事業費が配分された。国道181号(岸本バイパス)、街路葭津和田町線などの事業完了へ向け仕上げに入るほか、国道181号(佐川〜根雨原工区)、街路両三柳中央線などは今後の本格整備に向け下地を整える。
 18年度に全線供用を迎えた岸本バイパスは、根雨方面の旧道合流点前後で取付道路工などを残すのみ。今年度は事業費2億円を投じて大型標識設置、改良工事を促進する。発注時期は今年度後半を見込み、21年度の事業完了を目指す。本線供用を間近に控えた街路葭津和田町線には、安全施設設置、区画線工などに事業費5000万円。県道淀江琴浦線(長田〜平工区)の改良工事にも同じく5000万円を追加し、ともに21年度完了予定。
 一方、今後本格着工を迎える事業では、国道181号(佐川〜根雨原工区)の用地買収、2号橋下部工施工のための迂回路設置に事業費5000万円を計上。スムーズに進めば21年度にも着工する見通し。事業費7・6億円の配分があった街路両三柳中央線は、約半分を補償費に充て用地買収が済み次第、終点側バイパス区間の工事を進める計画。このほか県道米子大山線・尾高橋の耐震補強事業では旧橋撤去を、県道大山佐摩線(豊房〜今在家工区)改良事業では畑橋の下部工2基(P2、A2)の整備を、それぞれ事業費1億円を投じて推し進める。
 橋梁補修関係は、県道岸本江府線・小林大橋の補修に本格着手。今年度事業費1億円で上部工を進め、21年度の橋脚補修につなげる。また国道431号・皆生大橋の補修は年度内の完了を見込み、事業費6000万円を確保した。
 国補正を活用した交通安全施設設置事業では、きょう公告する大谷工区のほか2工区を発注予定。全3工区に事業費5000万円を投じ、年度内にも米子管内の整備完了を目指す。今年度上期の工事発注は、これら防護柵設置工や、小林大橋の補修工から順次執行していく考えだ。

日刊建設工業新聞