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　香川県県有公共施設等総合管理計画に基づき県が２０２０年度に取り組む長寿命化などの事業内容がまとまった。ライフサイクルコストの縮減や費用の平準化を目的に策定している長寿命化計画に基づき、道路橋98橋やトンネル５カ所、河川管理施設７施設など土木施設の補修や修繕工事を実施するとともに、県営住宅で４団地４棟の景観改善や６団地の維持修繕などを行う。県立学校や財田川防災ダムについては新たに長寿命化計画を策定する考えだ。
　県では財政負担の軽減・平準化や公共施設の最適な配置の実現を目的として15年度に総合管理計画を策定。これを踏まえ、県有施設（建物）や土木施設、県営住宅、農業水利施設、県管理施設（地すべり防止施設、海岸保全施設）の長寿命化計画をそれぞれ策定し、定期的な点検とそれに基づく予防保全的な補修などの対応を実施している。
　このうち土木施設については20年度、▽道路橋98橋▽トンネル５カ所▽道路付属物３施設▽河川管理施設７施設▽ダム管理施設６ダム▽砂防設備７施設▽海岸保全施設２海岸▽港湾施設７施設▽下水道施設２処理場ーで補修工事などの対策を実施する。
　県営住宅については▽景観改善４団地４棟▽住戸改善・エレベーター増築１団地１棟▽設備改善３団地▽用途廃止済み建物の解体２団地２棟▽維持修繕など６団地―の予算を確保した。
　農業用水利施設では▽国営かんがい排水事業１地区延長２・２�`▽県営基幹水利施設ストックマネジメント４地区延長２・６�`ーを対象に修繕工事などを行う。
　この他、地すべり防止施設３区域と海岸保全施設５海岸で長寿命化計画に沿った維持管理を実施する。
　また、県立学校35学校（改築計画のある２校を除いた高校27校特別支援学校８校）と、海岸保全施設の一部、財田川防災ダムについて、新たに長寿命計画の策定作業を進めていく。
提供：建通新聞社