トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2020/05/18

【大阪】大阪市 淀川左岸2期本体工3、4弾発注へ

 大阪市は、阪神高速道路との合併施行方式により整備する「淀川左岸線2期事業」について、第3弾トンネル本体工を第3四半期、第4弾を第4四半期にそれぞれ発注する予定だ。同事業のトンネル本体工については、これで全て発注が完了することになる。
 2期事業の区間は、大阪市此花区高見1〜北区豊崎6までの全体延長約4・3`。淀川堤防と一体型の本体地下構造4車線、幅員22bとなる。全区間本体は開削トンネルで施工する。道路上面は歩行者専用道路や緑地を整備し、環境や景観に配慮する。
 第3四半期に発注予定の第3弾工事の施工場所は、大阪市北区大淀北〜豊崎6で、同事業の最終区間に当たる。入札方式は総合評価標準型一般競争入札。工期は44カ月間を想定している。
 また、第4四半期に予定する第4弾工事の施工場所は福島区海老江3丁目。第2弾工事で進めるJR神戸線〜国道176号の延長1300bのうち、残りの延長600bほどが対象になるとみられる。入札方式は制限付一般競争入札。工期は約35カ月間。
 トンネル本体工の詳細設計については3期に分けて進めており、全てエイト日本技術開発(大阪市淀川区)が担当している。
 これまで発注済みの工事では、第1弾工事(国道2号〜JR神戸線の延長約800b区間)を鴻池・あおみ・久本JVが担当。第2弾工事(JR神戸線〜国道176号の延長1300bのうち延長682b)を熊谷組・森組JVが担当している。
 また、市では2020年度、淀川左岸線2期関連工事として▽大淀入路部橋梁架設工事(北区大淀北1〜中津7、鋼桁工一式、35カ月間、第4四半期発注)▽1工区障害物等撤去工事(福島区海老江3、地中障害物撤去工、12カ月間、第2四半期発注)―などの発注を予定している。

提供:建通新聞社