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建通新聞社(神奈川)
2020/05/18

【神奈川】横浜市 市住建替計画業務3件の委託先決定

 横浜市建築局は市営住宅の再生で▽洋光台住宅▽さかえ住宅▽尾張屋橋住宅―の建て替えに関わる基本計画業務3件の委託先を、それぞれ元塚設計(横浜市栄区)、渡辺建築設計事務所(横浜市中区)、国設計(横浜市中区)に決めた。いずれも4月の公募型指名競争入札で落札者とした。2021年3月16日を期限に各業務の成果を得て、後続の設計などにつなげる。
 洋光台住宅は磯子区洋光台5ノ5(敷地面積4万8740平方b)にある公営住宅で、PC造5階建て20棟総延べ約2万9840平方bの住棟に730戸を配置。19年度に藤田住環境計画(横浜市鶴見区)で建て替え基本計画の検討を進めた他、20年度に一部住棟の基本設計を行う予定だ。
 元塚設計が270万円で落札した今回の業務は基本計画の「その2」。敷地全体の擁壁・斜面地や市街地環境設計制度を活用した集約化、スケジュールと事業費などを検討する。
 また、さかえ住宅は港北区日吉6ノ13(敷地面積1万7674平方b)に立つ改良住宅で、PC造5階建て2棟延べ約9140平方bの住棟に180戸を配置。尾張屋橋住宅は西区西平沼町7ノ4(敷地面積約1200平方b)にある改良住宅で、鉄筋コンクリート造5階建て1棟延べ1939平方bの住棟に40戸を配置している。
 渡辺建築設計事務所がさかえ住宅の業務を274万円、国設計が尾張屋橋住宅の業務を150万円で落札。それぞれ現況・課題の把握や計画条件の整理、基本計画の検討などを進めていく。
 市営住宅の再生を巡っては、川辺町住宅(保土ケ谷区、240戸)の手法を建て替えと住戸改善の両面から検討する基本計画業務や、中村町住宅(南区、50戸)を58戸程度に建て替えるための設計業務の委託先を選定中だ。

提供:建通新聞社