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建通新聞社(東京)
2020/05/19

【東京】泉岳寺駅再開発、特定者を再公募へ 都

 
東京都都市整備局は、「泉岳寺駅地区第2種市街地再開発事業」の特定建築者を公募した結果、応募者がいなかったため再公募する。都営浅草線泉岳寺駅の拡幅改良に併せて地下3階地上30階建て延べ約11万平方bの再開発施設を建設する計画。再公募の時期はあらためて検討する。
 特定建築者の参加希望表明を1月30日〜2月13日に受け付けていた。5月下旬に特定建築者予定者を決め、9月ごろ既存施設の解体・撤去に着手する予定だった。2024年度末の事業完了を目指している。
 同事業では、ホーム幅が狭くラッシュ時の混雑緩和が求められている泉岳寺駅の大規模改良と、駅上部の国道15号の東側に面した民有地を含む市街地整備を、都施行による再開発事業として一体的に実施する。
 施設の規模は地下3階地上30階建て延べ11万0644平方b。地階に駅施設と駐車場を配置。地上1〜11階に駅施設や店舗(13区画)、事務所(28区画)、子育て支援施設、12階に設備室、13階以上に住宅(384戸)を設ける。
 再開発の施行区域は、港区高輪2ノ81ノ1他(地番)の敷地面積8486平方b。
 再開発施設の基本設計は久米設計(江東区)が担当した。事業協力者として東急不動産(港区)と京浜急行電鉄(港区)、東急建設(渋谷区)、京急建設(港区)の4者で構成するグループが再開発施設の計画・仕様の検討や事業計画書の作成に携わった。
 
提供:建通新聞社