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鹿児島建設新聞
2020/05/19

【鹿児島】県内庁舎建替え計画 本紙まとめ

 県内市町村で進む庁舎の建て替え事業をまとめた。2020年度の動きをみると、姶良市では既存解体に入り、公募型プロポーザルを公告した伊佐市と知名町は7月にも設計事業者を選定。徳之島町は順調に進めば12月にも本体着工し、今後に公募型プロポを公告予定の伊仙町は7月をめどに事業者を選定したい考えだ。
 姶良市は、約6860uの敷地に本館(RC造5階建約1万500u)のほか、立体駐車場や広場などを整備し、既存の2号館(RC造3階建約3000u)は改修して活用する。基本・実施設計は山下設計・永園設計・ゲンプラン設計JVが担当。20年度中に現・本館(RC造2階建一部4階建約2300u、1961年建設)の解体に入る。
 伊佐市は、大口ふれあいセンター周辺(中央公園側)を建設地に想定し、敷地面積約1万4600u(一部市道、民有地含む)に延べ8000u程度(構造・階数は未定)を整備予定。総事業費40億円を見込み、プロポでは敷地の「南側」「北側」「公園をはさんで分棟」−の3案で配置提案する。
 知名町は、あしびの郷・ちな周辺にある水利事業所向かいの駐車場未舗装箇所(約2300u)に、RC造3階建以下約2500uを計画。基本・実施設計で8000万円、建築(外構含む)で12億円を見込む。
 垂水市は、垂水フェリーの駐車場跡地に建設を計画。建設費は約30億円を見込み、計画規模はRC一部S造4階建約6700u(庁舎5899u、屋根付き駐車場789uなど)で、基本・実施設計は宇住庵設計・NKSアーキテクツ・大隅家守舎JVが担当した。
 徳之島町は、RC造5階建約3200uを計画し、事業費は約16億円を見込む。建設地は現庁舎の南側にある駐車場敷地(敷地面積8418u)。基本設計を武田建築事務所と作山建築設計事務所のJVが担当し、実施設計も同JVと随意契約を結び、工事は工区分けなどを含め地元業者を優先した発注に努める。
 今後に公募型プロポを公告予定の伊仙町は、RC造3階建3145u、建設費は約18億円を想定。このほか、南大隅町(RC造3階建4059u)は、11月末の竣工を目指し山佐産業・瀬戸山組JVが建設を推進。宇検村は24年度から29年度の間に事業を進める見通しで、南九州市は建設地を知覧農業振興センターが適当とする方針を固め、財政状況が整えば本格的に事業を進める。

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