トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設工業新聞
2020/06/04

【鳥取】山陰近畿道・南北線/“都市計画決定手続きへ”

 山陰近畿自動車道(鳥取―福部)通称・南北線が新規事業化に向けて動き出す。国土交通省は8日、ルートの参考図面を示した都市計画素案をまとめ鳥取県に提出し、これを受けて県は都市計画決定手続きに着手する。
 山陰道と山陰近畿道を結ぶ南北線は昨年12月、鳥取西ICから北上して国道9号鳥取バイパス・覚寺ICにつなぐ全長7`の全線バイパスとする概略ルートが決定。覚寺ICから福部IC間4`は現道を活用する。
 主要施設や市街地へのアクセスを考慮し、ルート上には▽国体道路交差部▽千代水地区▽鳥取港手前▽中央病院北側▽国道9号鳥取バイパス・覚寺―の5カ所にICを設置。事業費は600億円〜650億円が見込まれている。
 都市計画手続きは事業化に必須要件。国交省がルート構造を含めた都市計画素案をまとめたのを受け、県は素案をもとに都市計画案の作成に取り掛かり、同省や鳥取市とともに住民説明の開催など都市計画決定手続きに入る。
 8日は県庁に同省鳥取河川国道事務所の橋本浩良所長が訪れ、県土整備部の草野愼一部長に都市計画素案を引き渡す。

日刊建設工業新聞