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建通新聞社四国
2020/06/09

【徳島】徳島県の中央病院ER棟増築設計、日総建・宮JVで開始

 徳島県病院局は5月30日付で「県立中央病院ER棟(仮称)増築等基本・実施設計業務」を開始した。委託先は日総建大阪事務所(大阪市中央区)と宮建築設計(徳島市)の共同企業体。業務期間は2021年8月31日まで。順調なら同年秋に着工する。
 ER棟の計画規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約5700平方b。実施設計業務では、この他に本館棟と2〜4階部分で連絡する渡り廊下(鉄骨造4階建て延べ約200平方b)の新築、付随する本館棟(約3200平方b)の改修、外構、駐輪場2カ所の解体なども取りまとめる。
 同事業では、徳島市蔵本町1丁目地内にある中央病院の本館南側敷地に救急外来棟を新築する。総合メディカルゾーン本部の救急医療機能を強化するのが狙い。救急外来(救急部門・集中治療部門等の機能拡充)や災害時の拠点、医療従事者の教育・研修機能など人材育成の拠点として整備する。
 21年度にかけて増築等基本・実施設計や埋蔵文化財調査を行い、21年秋に着工、22年中の建物完成を見込んでいる。また、建物完成後は本館との連絡通路の整備などを数年かけて進めることにしている。増築工事、改修工事、外構工事等を含めた概算工事費は税込み34・5億円以内を見込む。所管は経営改革課。
 設計者の選定に当たっては、5月21日に一般競争入札を開札。落札額は7770万円(予定価格1億3880万円)だった。
提供:建通新聞社