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西日本建設新聞社
2020/06/09

【熊本】宅地5カ所が初完成 益城町の木山土地区画整理

 益城中央被災市街地復興土地区画整理事業で先行して整備を進めていた5カ所の宅地造成工事が完了した。熊本県が明らかにしたもので、今月末にも宅地の引き渡しが行われる。蒲島郁夫知事は「異例のスピードで事業は進んでいる。一日も早い生活再建に向け、全力で取り組んでいく」と話す。
 木山交差点一帯の28・3fで、宅地や道路、公園、電線共同溝などを整備。土地利用計画では交差点周辺に物産館や交通広場などが設置される。総事業費は約140億円で、事業期間は2028年3月。
 完成したのは寺迫と宮園地区の5区画で、昨年11月に着工した。全体の仮換地は57街区・455画地(19・7f)に上り、これまで27街区・211画地(約9・1f)が承認済。今後、第4期の仮換地指定を目指していく。
 所管する県央広域本部益城復興事務所は、9月までに宅地造成工9件を一般競争入札で公告する。工事規模は1件が7000万円以上1億円未満で、残る8件は3000万円以上5500万円未満としている。

提供:西日本建設新聞社
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