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建通新聞社(東京)
2020/06/13

【東京】練馬城址公園整備で覚書 ハリポタ具体化

 今年8月の閉園が決まった遊園地「としまえん」跡地への「ハリー・ポッター」施設整備計画が具体化する。東京都は6月12日、「としまえん」が含まれる練馬城址公園の整備に向けて、西武鉄道(埼玉県所沢市)やワーナーブラザースジャパン合同会社(港区)ら関係者と覚書を結んだ。広域防災拠点としての都市計画公園の段階的な整備に併せて、小説や映画で人気の「ハリー・ポッター」スタジオツアー施設の設置に向けて協議する。
 練馬城址公園(練馬区春日町1丁目、向山3丁目)は、1957年に都市計画公園として約26fが都市計画決定し、公園事業化に向けた検討を都が進めてきた。
 覚書の締結者は、都と練馬区、西武鉄道、ワーナーブラザースジャパン合同会社、伊藤忠商事(港区)。練馬城址公園の基本的な機能を▽緑と水▽広域防災拠点▽にぎわい―の三つとし、実現に向けて連携・協力することを覚書に盛り込んだ。
 都市計画公園内の敷地の一部が「ハリー・ポッター」の施設用地となる。設置可能期間は30年間に定めた。期間終了後は、都立公園として整備する予定。同作品のスタジオツアー施設が設置されるのは英国ロンドンに次いで世界で2カ所目となる。