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建通新聞社四国
2020/06/16

【高知】高知県土木部が発注見通し 工事は780件 

 高知県土木部は2020年度の公共工事発注見通しを明らかにした。対象は予定価格250万円以上の工事と同100万円以上の委託業務。工事は全体見込み件数964件のうち780件を公表。工事費ベースでは総額420億8384万円のうち今回公表分は353億0701万円。工事費は前年同期より微減となったものの、17、18年度の約1・5倍の規模を維持している。
 入札方式別では、工事が一般競争246件、指名競争534件。前年同期より71件減少した。委託は一般競争19件、指名競争383件、随意契約4件の計406件。
 工事を発注機関別に見ると、安芸土木事務所は一般41件、指名40件。主な工事では、国道493号北川道路の和田トンネル本体工、奈半利港改修(地方)工事でのケーソン据え付け、県道畑山栃ノ木線の橋梁修繕などを第2四半期に発注する。
 中央東土木事務所は一般31件、指名89件。主な工事では香美市物部町での物部川河川災害復旧2件を第1四半期、岸本海岸高潮対策での離岸堤工事、手結港海岸県単改良での西突堤工事を第2四半期に発注する。
 高知土木事務所は一般45件、指名48件。主な工事では舟入川など4河川の護岸工など事業間連携工事を12件、高知港海岸の高潮対策工事を12件、都市計画道路高知駅秦南町線の1工区街路築造を第2四半期、同線の橋梁上部工を第3四半期に発注する。
 中央西土木事務所は一般53件、指名78件。主な工事では寒風山トンネルの照明LED化、県道伊野仁淀線の遊行寺橋耐震補強、宇佐漁港海岸高潮対策3件などを第2四半期に発注する。
 須崎土木事務所は一般29件、指名106件。主な工事では県道窪川船戸線の社会資本整備総合交付金工事を第1四半期、国道197号駄馬橋の耐震補強を第2四半期に発注する。
 幡多土木事務所は一般37件、指名166件。主な工事では、新田海岸防波堤耐震化工事4件、宿毛湾港海岸防潮堤耐震化工事3件、国道441号の口屋内バイパス関連を5件発注する。なお口屋内トンネル工事は今回の発注見通しでは公表されていない。
 住宅課は一般9件、指名6件。県営住宅船岡南団地2棟の全面的改善の主体工事、機械設備、電気設備をそれぞれ第2四半期に発注する。
 委託業務では、中央西土木事務所が日下川大規模特定河川取水堰詳細設計を第1四半期、幡多土木事務所が相ノ沢川3か年緊急対策詳細設計2件、岩田川河川改修詳細設計を第2四半期に外注するなど、19件の一般競争を執行する。
提供:建通新聞社