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建通新聞社
2020/06/18

【大阪】大阪府 本庁舎別館などESCO事業者公募

 大阪府は、「府本庁舎別館」と「府教育センター」の2施設を対象にESCO事業を導入するため、民間事業者からの参加表明書を7月3〜9日に受け付ける。いずれも10月30日に選定結果を通知する予定だ。ESCO事業の種類は、府本庁舎別館がシェアード・セイビングス契約、府教育センターが設備更新型(ギャランティード・セイビングス契約)となる。
 府本庁舎別館の提案書は9月23〜25日に受け付ける。提案では、必須要件として電灯設備のLED化などを設定。事業者の業務は、省エネ改修の設計・施工、ESCO設備の運転・維持管理、光熱水費削減の保証など。契約期間は最長15年間。
 府本庁舎別館は大阪市中央区大手前3ノ2ノ12に位置。既存規模は鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄筋コンクリート造地下3階地上8階建て延べ3万0127平方b。完成時期は1964年。
 設備概要は空調が中央熱源方式(ターボ冷凍機+温水ヒーター)で、一部個別空調。館内照明はHf蛍光灯など。年間光熱水費は約7500万円となっている。
 一方、府教育センターの提案書は9月16〜18日に受け付ける。必須要件として空調熱源システムの高効率化や電灯設備のLED化などを設定している。事業者の業務内容は、府本庁舎別館とほぼ同じ。サービス期間は15年を予定している。
 同施設は大阪市住吉区苅田4ノ13ノ23に所在。既存規模は、本館(93年完成)が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上8階建て延べ1万4467平方b。別館(70年完成)が鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ4272平方b。
 空調は、本館が中央式で、別館がGHP。照明はいずれも高効率型蛍光灯となっている。

提供:建通新聞社