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秋田建設工業新聞社
2020/06/19

【秋田】秋田港アクセス道路/橋梁3橋の設計を予価1.4億円で委託へ

 秋田地域振興局建設部(所管:県道路課)は、秋田港アクセス道路で新設する5橋のうち、3橋の詳細設計業務を1件で公告した。対象は1号橋「新城川国道7号タッチ部手前」、2号橋「国道7号・JR立体交差部」、5号橋「国道7号タッチ接続道路部」(いずれも仮称)。予定価格は1億4,927万円(税抜)。仮称3号橋「県道久保秋田線立体交差部」と4号橋「新城川下流側」は今月末までに予備設計をまとめ、来月にも詳細設計を公告する。

 秋田港アクセス線の計画区間は、東北電力秋田火力発電所付近から住宅密集地を避ける形でJR奥羽本線上飯島駅の北側や水田地帯を経由し、秋田北ICまで接続する延長6,120m。現時点の総事業費は約145億円(工事95億1,500万円、用地補償39億7,500万円、その他10億1,000万円)、予定事業期間は11年度まで。

 今回、詳細設計を委託する3橋のうち、仮称1号橋(新城川国道7号タッチ部手前)は橋長72.3m、有効幅員12mで、基礎工は鋼管ソイルセメント杭基礎、下部工はラーメン式橋台(A1・A2)。上部工は鋼単純箱桁橋で計画し、送り出し工法で架設する予定。
 仮称2号橋(国道7号・JR立体交差部)は橋長364.5m、有効幅員9から12m、基礎工は鋼管ソイルセメント杭基礎、下部工は逆T式橋台(A1・A2)および逆T式橋脚(P1〜P8)、上部工は8径間連続鋼箱桁橋で、送り出し工法と自走式クレーン架設とする予定。

 仮称5号橋(本線から国道7号にタッチする部分の接続道路部)は橋長50m、有効幅員12.5mで、下部工は逆T式橋台および張出壁式橋脚、上部工は2径間連続PC中空床版橋。固定式支保工架設工法で架設する。

 仮称3号橋(久保秋田線立体交差部、L約16m)と仮称4号橋(新城川下流側、L約70m)については現在、予備設計を進めており、今月末までにまとめて7月中にも詳細設計業務を公告する。今年度はこのほか、用地測量、建物調査、工損事前調査も実施する計画。


提供:秋田建設工業新聞社