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建通新聞社
2020/06/19

【大阪】大阪国道 高槻桃園電線共同溝の設計着手

 国土交通省大阪国道事務所は、2020年度事業概要を明らかにした。大阪周辺部での整備にシフトしている電線共同溝整備事業では国道171号の高槻桃園電線共同溝を新たに事業化し、調査設計に着手する他、国道26号安井船尾電線共同溝、国道171号高槻川西電線共同溝、同天神豊島電線共同溝に着工する。交通事故重点対策・交通安全施設等整備事業では国道26号幡代北交差点改良、国道43号出来島地区歩道整備を新規事業とし、調査設計に入る予定だ。
 新規事業の高槻桃園電線共同溝は、高槻市中川町〜同市川西町1丁目の道路両側に整備。整備延長は約2100b(上り線・下り線各1050b)で、詳細設計を進めていく。業務は5月25日に簡易公募型競争入札方式(総合評価落札方式)を公示している。
 新たに着工する安井船尾電線共同溝は、堺市堺区宿院町東(堺区安井町交差点)〜同市西区浜寺船尾町(船尾町東2丁交差点)の上下線延長約6500b。このうち、本年度は延長約500bを整備する。第2四半期の入札を予定。
 高槻川西電線共同溝は高槻市川西町(芥川西詰)〜同市朝日町(今城町交差点)の上下線延長約1200bのうち、延長約600bを整備する。入札は第4四半期を予定。
 天神豊島電線共同溝は池田市天神1丁目(阪急高架下付近)〜同市豊島北1丁目(新開橋交差点付近)の上下線延長約3800bのうち、延長約1300bを整備する。入札は第4四半期を予定している。
 いずれも工事は電話線や通信線などを通した管を砂などで覆い、主に歩道下に敷設する。工法は開削工法。管の材質は地中化する電線の事業参画者により塩ビ管や鋼管を採用する。
 継続施工分の工事では、国道163号門真速見電線共同溝(門真市)を延長約800b、同門真大池電線共同溝(門真市)を延長約670b、国道171号八丁畷電線共同溝(高槻市)を延長約1000b、同今宮電線共同溝(箕面市)を延長約680b、同稲牧落電線共同溝(箕面市)を延長約600b予定している。
 交通事故重点対策・交通安全施設等整備では、泉南市幡代1丁目の幡代北交差点改良(左折レーン延長)と大阪市西淀川区の出来島地区歩道整備(スロープの再整備)について新規着手する。いずれも本年度は調査設計を進める。
 また、国道25号本郷橋交差点改良(柏原市、交差点形状の改良)、同老原西口〜太子堂歩道整備(八尾市、歩車道境界を明確にし安全な歩行空間を確保)、国道171号高槻市大畑町交差点改良(高槻市、右折レーン設置)、同野田交差点改良(高槻市、右折レーン設置)に着工する。
 この他、国道26号住吉橋の架け替え(堺市堺区)は、今年2月までに道路の切り替え工事が完了、和歌山方面行き(下り)の旧橋を撤去して下部工を施工する。入札公告済みで、7月の開札を予定。工期は21年8月末。上部工の発注も予定している。
 国道2号淀川大橋修繕(大阪市)は工事を継続。8月末に完了する予定だ。

提供:建通新聞社