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日刊建設タイムズ社
2020/06/22

【千葉】実施設計を7月にも/21年度整備工事発注へ/八千代台東第二小の跡地活用/八千代市

 八千代市は、八千代台東第二小学校跡地整備の実施設計を7月にも委託し、年度末までに完了させる。委託費は当初予算で2369万4000円を確保した。順調に推移すれば、2021年度に工事発注し、22年度の供用開始を目指す。工事費については、地域活性化に関する補助金等の活用を模索。「多様な世代・多様な利用者が満足できる空間」をコンセプトとして、八千代台東6―26―1の同校跡地2万2601uに、トイレ、バーベキュー場、多目的広場、ドッグラン、貸し農園、大屋根広場、駐車場などを整備する。
 同校は、14年度末に閉校。跡地活用に関して、地元住民などが参加するワークショップを経て、18年度末に基本計画を策定。さらに、オオバ(東京都千代田区神田錦町3―7―1)が19年度末に基本設計をまとめた。
 また、跡地活用に向けた校舎・体育館・プールなどの解体等工事を市原建設工業(八千代市佐山2009)が受注しており、21年3月24日の完了予定。
 跡地には▽中央=多目的広場▽東側=斜面樹林▽西側=記念碑、駐車場▽南側=大屋根広場、トイレ、バーベキュー場、ドッグラン、井戸、照明灯▽北側=貸し農園、くじら広場――を整備する計画。
 多目的広場は、面積約5000u。イベントやスポーツができ、災害時には一時避難所・応急仮設住宅用地となる。
 斜面樹林は既存の樹木を残し、下草刈りなどを実施する見通し。鳥類や昆虫が多く見られる貴重な緑地として位置付けている。
 記念碑については、学校の木のカシワの隣に設置し、同校が存在していたことを記す。
 駐車場は舗装約32台、未舗装約30台を予定。イベント時も対応可能な規模で、災害時は車中泊場所となる。
 大屋根広場は面積約1000u。屋根を設置することで、暑さや急な天候変化にも対応できる。災害時は一時避難場所や物資保管・荷さばき場として活用。
 トイレは建築面積約100u。防災用倉庫を併設するとともに、下水道破断時は地下貯留式に切り替える。
 バーベキュー場は面積約700u。常設かまどを設置し、災害時には炊き出し場として使用。
 ドッグランは面積約1000uで、2つのエリアに区分。災害時はペット避難場所とする。
 井戸は手押しポンプ式とし、断水時にも水を確保できる。
 一部の照明灯は太陽光を活用したものとし、災害時には携帯電話・スマートフォンを充電できる。
 貸し農園は面積約1500u。災害時は食材の確保に役立てる。
 くじら広場はクジラ型の芝生広場で、面積約700u。災害時には一時避難所とする。k_times_comをフォローしましょう
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